コンチネンタル・ジャパン自動運転車の実現に挑む日本人エンジニアの軌跡

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ドキュメントムービー 自動運転車の実現を阻んだ壁に挑む日本人エンジニアの軌跡

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「2020年、東京オリンピックの頃には、東京中を自動運転の車が駆け巡っているだろう…」政府が発表したこの言葉の実現に向け、各社一斉に自動運転技術の開発が進む。その技術の中核を支えているのは、ドイツに本社を置く自動部品メーカー・コンチネンタル。自動運転技術のトップシェアカンパニーである。

だが、蓋を開けてみれば、世界中どこをさがしても日本ほど自動運転技術の実現が難しい国はない、という実態だった。
搭載車種のロールアウトが目前に迫る中、日本人テストエンジニアの内藤がとった行動とは…。

INTERVIEW

エンジニアから見たコンチネンタル

ENGINEER
コンチネンタル・オートモーティブ車両テスト グループリーダー 内藤 公人

2003年、新卒入社。
EBS(Electronic Brake System:電子制御ブレーキシステム)部署で7年間テストエンジニアとして勤務の後、自ら希望して現在のADAS部署に異動。
工学部電子工学科出身。

社員から見たコンチネンタルの風土は?

風通しが良い環境だと思います。新しいことに挑戦したいときや何か問題が発生したとき、意見が言いやすく、またその意見を尊重してもらえる雰囲気があります。

組織が縦割りすぎると部署を越えた連携がしづらいですが、コンチネンタルでは横の繋がりがシームレスなため、何かあった際は気軽にミーティングを行うことができます。私のプロジェクトでは、ソフトウェアとハードウェア、アルゴリズム…それぞれのセクションの担当者と仕様を詰めていかなければならないので、さっとフリースペースで打ち合わせできるのはとても助かります。

本国との関係性も良好。毎年2回は本社へ

本国との関係も良好です。プロジェクトや研修で本国に行くことが、年に2回、期間にすると1~2ヶ月程度あります。逆に、本社から日本に来るケースもあり、これが本国と仕事をする上でのやりやすさに繋がっていますね。電話やメールでのやりとりだけだと、どうしてもお互いの顔が見えないものですが、現地を見て顔を付き合わせると、お互いの環境・事情がわかった上でスムーズに仕事ができるんです。

本国側との関係性が良いからこそ、車線変更アシストのプロジェクト(動画参照)では、日本のテスト結果主体での性能開発を私に任せてもらえたのだと思います。

個人の希望を尊重した人事異動と
キャリア形成が魅力

コンチネンタルでは、年に一度、今後どう働いていきたいかを上司と話し合う場がセッティングされています。どんな希望を出すのも自由。「システムに興味が出たので異動したい」「ADAS技術に関わりたい」など、部署や職種転換の希望を出して叶えたメンバーが、私の部署だけで見てもたくさん居ます。

また、外資系企業では勤務地も気になるところですが、ここも「ドイツで働きたい」「アメリカで働きたい」「日本に居続けたい」から選んで希望を出すことができます。かくいう私は、家族が居るので「日本に居続けたい」という希望を出し、今に至っています(笑)。

離職率低め。同期10名中9名が12年経った今も在籍中

当社は離職率が高いと思われがちですが、そんなことはないと思います。現に、私はかれこれ入社10数年が経ちますが、同年入社の同期で退職したのは10人中1人だけという状況です。また、私の居るADAS部門は中途入社の方が半数近くいるため、これから転職でご入社される方も、居心地が良いと思いますよ。