履歴書の書き方

このページでは、自動車業界の転職に特化した履歴書の、具体的な書き方を項目ごとに解説します。

I.履歴書を書き始める前に

履歴書を書き始める前に、まずは次の2つを分析しておきましょう。

  • 自分の経験・スキル・性格
  • 企業側の特徴や求める人物像

企業の求めるニーズに対し、自分の中の何をどう伝えるべきかが明確になれば、自ずと効果的な履歴書が書きやすくなります。

※履歴書の記入用紙は、コンビニや文房具店で市販のものを購入するか、ネットでダウンロードすることで入手しましょう。履歴書には、趣味・特技欄のあるもの・ないもの、経歴覧の広いものなど、様々なバリエーションがあります。あなたが最もアピールしやすいと感じるものを選びましょう。

ここでは、「趣味・健康状態・志望動機」の欄が設けられた、オーソドックスなフォーマットを元に解説していきます。

履歴書を書く上での基本事項

  • 基本は手書き(黒いボールペンまたはサインペンを使用)
  • 字は一字一字、丁寧に書くこと(丁寧なら字の上手・下手は関係ない)
  • 誤字脱字は必ずチェック
  • 修正液不可(書き損じたら新しい用紙に書き直す)
  • 空欄を作らない(必ず全ての項目を埋める)

II.履歴書の書き方

それでは、項目ごとに具体的な書き方を解説していきます。

1 日付

提出する日(郵送の場合は投函日)を書きます。書いた日ではありません。年は西暦と元号(平成○年)どちらで書くべきというルールはありません。但し、必ずどちらかに統一し、履歴書の中で表記がバラバラになることは避けましょう。

2 氏名

名前は大きく丁寧に書き、忘れずにフリガナも書きましょう。フリガナ欄が「フリガナ」と書かれている場合はカタカナで、「ふりがな」と書かれている場合はひらがなで書くのがルールです。

3 生年月日

生年月日を明記します。先ほどの日付欄を西暦で書いたならばここは西暦で。元号で書いたならば元号で。必ず統一するようにします。

4 証明写真

サイズは2.4×3cmか3×4cmが一般的で、3ヶ月以内に撮影した、肩から上の正面写真を貼りましょう。自動車業界の場合は、スーツを着用の上、ネクタイをするのがドレスコードです。清潔感のある印象を心がけましょう。

証明写真を撮影する際の基本事項

  • 髪型の乱れ(前髪が目にかかる、髪がはねている、など)がないように
  • 服装の乱れや汚れがないように
  • 少し微笑むくらいの、明るい表情で

スピード写真は暗くなりがちなため、写真館でプロに撮影してもらう方が、ぐっと良い表情を引き出してもらえるでしょう。

5 住所

都道府県名も省略せずに書きます。アパートやマンションにお住まいの場合は、建物の名称と号室も忘れずに。

6 連絡先

まず電話番号欄には、電話番号を市外局番から記入します。企業はここに書かれている番号を元に、選考や入社手続きに関する連絡をします。重要な部分ですので、間違えることのないよう注意しましょう。

以前は自宅の一般固定電話が一般的でしたが、最近ではIP電話や携帯電話も可とされています。逆に固定電話だと日中連絡がとりにくい印象を与えるため、もしも携帯電話を持っている人が固定電話を書く場合は、「その他の連絡先」欄に携帯電話番号も記載し、「恐れ入りますが、平日の昼間は携帯電話にお願いします」と書き添えておきましょう。
但しEmail欄には、携帯電話ではなく、PCのアドレスを記入しましょう。携帯のメールは、企業によって“オフィシャルなものではない”という印象を抱かれる場合があるからです。PCのメールアドレスを書く際は、フリーメールよりも固定アドレスが好まれます。フリーメールアドレスしか持っていない場合は別ですが、できるだけプロバイダから支給された固定アドレスを書くようにし、書いたアドレスのメールボックスは転職活動中は欠かさずチェックするように。

Email欄はここに注意

「_」と「-」や「o(オー)」と「0(ゼロ)」など、似たものを読み間違えられないよう特に丁寧に書きましょう。場合によっては欄外に「数字のゼロです」「アンダーバーです」などと補足を書いておくと親切でしょう。

7 経歴

自身の経歴を「学歴」と「職歴」とに分けて書き記していきます。
「学歴」は高校を卒業年だけ書き、最終学歴のみ入学年と卒業年を書くのが一般的。社歴が多く、入りきらない人は最終学歴のみを書くかたちでも構いません。
「職歴」は入社・退社だけでなく、どんなポジションで何をしてきたかを簡単に記しておくと良いでしょう。在籍した全ての会社を書き出すのが鉄則です。どんなに在籍期間が短い場合も省略は不可。但し、アルバイト経験などは書かなくても構いません(書くことでアピールになる場合は書いても構いません)。

経歴欄はここに注意

  • 「高等学校」を「高校」、「株式会社」を「(株)」と略さないこと
  • 「年」を西暦・元号どちらで書くかは、日付や生年月日と合わせる(欄が少し狭いものの、西暦で書く場合は必ず4ケタで書きましょう)

8 免許・資格欄

保有している資格や免許を記載します。書く順番は取得時期の古いものから順番に。できるだけ多く書きたくなるものですが、仕事とあまりにも関係性が薄いものは書かない方が無難です。

資格欄はここに注意

  • 英検や日商簿記など取得者の多い資格の場合、低い級位は書かない(日商簿記は3級以上、英検は2級以上が目安)
  • 資格名は略さず正式名称で(例:自動車免許→普通自動車第一種免許)

9 志望動機

志望動機欄は、履歴書の中でも最も重視される部分です。「貴社の将来性に魅力を感じて」など、誰でも書けそうな内容で済ませず、「なぜこの企業で働きたいと思うのか」「その企業に入社するということは、自分自身のキャリアプランにとってどういう位置づけなのか」「今までのスキル・経験をどう活かしていきたいか」など、想いと熱意をしっかりと言語化しましょう。自分の想いやスキル・経験を、企業側の特色とうまく結びつけ、「なるほど、だから当社に応募したのか」と思わず相手が納得してしまうような、必然性と説得力にあふれた内容が理想です。
上手く書けるか自信がない場合は、次の5つのポイントを意識して組み立ててみましょう。

  1. 自分の強みやこれまでの職場で積んできた経験
  2. 今後目指す方向性となぜ応募しようと思ったか(今後目指すこととその企業でできることが合致しているだけでなく、
    その企業でなくてはならない理由も明記されているとベター)
  3. 応募する企業のどこに魅力を感じているか(社風や福利厚生よりも事業内容や業務内容など)
  4. 新しい環境で実現したいこと(自分の持ち味をこう活かす、という具体的な記述)
  5. 結び(今後の目標、どうしても伝えたい一言など)

志望動機欄はここに注意

前職の退職理由に触れる場合は、絶対に愚痴や恨みつらみにならないように。
「上司との人間関係がネックになった」「仕事内容が合わなかった」などの後ろ向きな内容だと、あなた自身にも何か問題があったのではないか…と、余計な心配を与えてしまいます。「より専門的な分野に挑戦するため」等、前向きな説明を行うことが肝心です。

10 趣味

まず最初に「趣味は○○です。」と一言で明言し、続けてその趣味に関する具体的な説明を書きます。「趣味はサッカーです。高校時代から続けており、ポジションはフォワードでした」「趣味はカメラです。一眼レフで主に風景写真を撮るため年に数回旅をしています」「趣味は読書です。村上春樹や東野圭吾を中心に、月に10冊は読んでいます」など。
趣味欄は一見あまり重要に思えないものですが、この内容を元に採用担当者があなたの人柄についてイメージを膨らませたり、面接で話が弾むキッカケになることも。できるだけ詳しく書くよう心がけましょう。

11 健康状態

現在の健康状態を明記します。基本は「良好」で、持病がある場合や一時的に体調を崩している場合も、業務に支障ない程度であれば「良好」で構いません。

12 通勤時間

自宅から勤務地までにかかる所要時間の合計を書きます。但し、書くのはあくまで最短の時間。乗り換えやホームでの待ち時間、ラッシュ時の遅延などを考慮する必要はありません。
もし、現時点で勤務地がどこになるか未定の場合は、担当コンサルタントにご確認下さい。

13 配偶者・扶養家族

配偶者が居る場合は「有」に○を。また、その配偶者の年収が130万円を下回る場合は配偶者の扶養義務「有」に○を。越える場合は、配偶者の扶養義務「無」に○を付けましょう。
扶養家族欄には、配偶者を除いた扶養家族の人数を書きます。居ない場合は、単位が「人」なので、「無し」ではなく「0」と書きましょう。

14 本人希望欄

複数の職種や勤務地の中から希望を選ぶように言われている場合は、ここに希望する職種名や勤務先を記載します。それ以外の場合も、ゆずれない条件がある場合はここに記載することができますが、書いた分だけ企業側に条件を突きつけることになるため、よほどのことでない限り、「貴社規定に準じます」としておき、面接など選考が進む中で相手の反応を見ながら伝えるのがベターです。
また、出社可能日や連絡のつきやすい時間帯を書く欄が他にない場合は、ここに明記しておきましょう。

III.上記以外の欄がある場合の書き方

今回取り上げた履歴書以外にない項目についても、簡単に書き方をご紹介しておきましょう。

長所・短所

自身の長所と短所を書きます。趣味欄同様、「長所は××です」で終わらず、その長所が仕事上でどう活かされているか、具体例を書き加えましょう。
書き方によっては印象を損なってしまう恐れがある欄のため、まずは企業の求人情報をよく見て、求められている人の特徴と、あまり歓迎されないであろう人の特徴を見極めておきましょう。特に短所を書く際は、「短所は○○ですが、現在は××することによって克服できるよう努力しています」「短所は○○ですが、逆に仕事の上ではこれが××に役立っています」と、決してマイナス印象で終わらせないよう配慮を。

特技

あなたが得意とすることを記します。趣味と特技の違いは、「趣味=好きなもの」、「特技=(好きで取り組んでいて)何かしらの結果を出している」もの。どんな実績を出したか、どれくらいの年数取り組んできたか、習熟度はどれくらいかなどを明記するよう心がけましょう。なお、書く内容は仕事上のことでも、仕事以外のことでも構いません。

自由記入欄

特にこれを書かなければいけない、というルールはありません。他の欄でアピールできなかった内容や、本人希望欄が設けられていない場合はここに希望などを記すと良いでしょう。特に書く内容がない場合には、仕事上の目標を書くとアピールに繋がります。

最後に

履歴書は、いきなり書き始めず、別紙に全体の構成を下書きしておくと失敗も少なく、クオリティの高いものに仕上がります。面接で直接会うまでの間、採用担当者は履歴書と職務経歴書の内容からしか、あなたの印象や評価を決めることができません。ついつい義務感で書きがちですが、相手に「自分はこの企業に相応しい人間である」ということが伝わるよう、内容を吟味した上で記入を進めましょう。

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