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転職するとき、面接で聞かれる転職理由。応募先の会社に「採用したら活躍してくれそうだな」と思ってもらえる内容にする必要があります。
ここでは、自動車整備士の転職理由で多いものと、応募先の会社にうまく伝えるコツをご紹介します。
自動車整備士の本音 転職理由で多いものは?
自動車整備士から自動車整備士に転職する人の転職理由は、不満の改善がほとんど。給料や勤務時間など、労働条件を変えたくて転職する人が多いようです。
整備士から整備士に
転職する人の
転職理由
- 希望
-
- 不満
-
しかし、応募先の会社に転職理由を聞かれたとき、こうした不満をそのまま伝えるのはNG。仕事に対する意欲が伝わらないだけではなく、「また同じ理由で辞めてしまわないか?」と思われてしまいます。
転職理由がうまく伝わる3つのポイント
転職理由をうまく伝えるコツは、職場の不満ではなく転職で叶えたい希望をアピールすること。以下の3つのポイントを押さえると、説得力がある転職理由になります。
- POINT
-
- これまでの経験
- 転職しようと思った理由
- 応募先の会社を選んだ理由
転職しようと思った理由だけではなく、これまでの経験や応募先の会社を選んだ理由も伝えるのがポイントです。
1.これまでの経験
自動車整備士の経験年数や、担当してきた仕事内容を伝えます。
(例)「5年間、民間の整備工場でさまざまな車種の整備や点検に携わってきました」
2.転職しようと思った理由
どうして今の会社を辞めて転職しようと思ったのかを伝えます。「高度な技術を身につけたい」「ほかのメーカーの整備を経験したい」など、転職で叶えたい希望を選びましょう。
(例)「経験を重ねて技術力が高まってくるにつれて、もっと高度なテクニックを身に付けたいと思うようになりました」
職場の不満しか思いつかないときは…?
転職の理由を考えても職場の不満しか思いつかない人は、その不満を前向きな理由に言い換えるようにしましょう。
- 不満
-
- 言い換え
-
3.応募先の会社を選んだ理由
数ある会社の中から、どうして応募先の会社を選んだのかを伝えます。求人票や会社のホームページなどから、会社の特徴や魅力を探しましょう。前の会社では叶わなかった希望で、応募先の会社なら叶うことは何かを考えるとスムーズです。
(例)「◯◯のディーラーの御社では、最先端の自動車に携わることができ、新しい技術を学び続けられる点を魅力に感じています」
パターン別 転職理由のサンプル
転職理由のサンプルをパターン別に3つご紹介します。
「中古車販売店 → ディーラー」への転職
13年間、中古車販売店でメーカーを問わず多様な車種の整備や点検に携わってきました。 2経験を積んでさまざまな技術が身に付いてくるうちに、もっと新しい技術を学びたいという気持ちが強くなり、転職を決意しました。 3○○○の正規ディーラーの御社では、より専門的な技術が身に付けられる点に加え、研修や勉強会を定期的に開催して会社全体でスキルの底上げを行っている点も大変魅力に感じました。
- 1これまでの経験
- 2転職しようと思った理由
- 3応募先の会社を選んだ理由
「国産車ディーラー → 輸入車ディーラー」への転職
1私は5年間、国産車ディーラーの自動車整備士として幅広い業務を経験してきました。 2ですが、自動車整備士を目指すきっかけとなった「輸入車に関わる仕事がしたい」という気持ちが日に日に強くなり、転職活動をはじめました。 3御社は○○○のディーラーの中でも優秀な自動車整備士が集まっており、メーカーから優秀ディーラー賞を複数回受賞していると伺っています。私もそのような環境に身を置き、仲間たちと切磋琢磨しながら技術を磨いていきたいと考えております。
- 1これまでの経験
- 2転職しようと思った理由
- 3応募先の会社を選んだ理由
「民間の整備工場 → ディーラー」への転職
1前職は民間の整備工場で働いており、一般車から高級車までさまざまな車種の整備を担当してきました。10年間整備業に従事するなかで、
2直接お客様の声を聞くことの大切さを学び、よりお客様と関われる仕事がしたいと思うようになりました。
3御社が自動車整備士からサービスフロントへの転換に積極的なところを魅力に感じています。自動車整備士としてのスキルも磨きながら接客力も身につけ、さまざまな対応ができるようになりたいと考えています。
- 1これまでの経験
- 2転職しようと思った理由
- 3応募先の会社を選んだ理由
まとめ
転職理由をうまく伝えるコツをまとめました。
これらのポイントを押さえて、「採用したい!」と思われるような転職理由にしましょう。