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自動車整備士のやりがいって?
仕事の魅力、満足している点を紹介

更新日

自動車整備士は仕事にどんなやりがいを持っているのでしょうか。現役整備士に聞いた5つの魅力、満足している点をご紹介します。これから整備士を目指す方、整備士をしていてちょっとお疲れ気味の方は必読です!

自動車整備士はやりがいのある仕事

クルマやバイクが大好きな人にとって、自動車整備士の仕事は非常に魅力的です。自動車整備士ならではのメリットがたくさんあるし、何より仕事にやりがいを感じることができる仕事です。

自動車整備士が感じるやりがいには、次のようなものがあります。

  • 自動車に詳しくなる
  • 故障診断の面白さ
  • 修理を完了した時に感じる達成感
  • お客様から感謝される
  • 車を安く購入できる

それでは、ひとつずつ解説していきましょう。

【やりがい1】自動車に詳しくなる

自動車整備士は、その仕事柄、自動車に詳しくなります。つまり、仕事を通じて自動車のメカニズムや整備についての専門的な知識と技術が身につくというわけです。

自動車整備士として働くために、まず自動車整備士の国家資格を取ります。多くの方が、整備専門学校で学び、2級や1級の自動車整備士資格を得るわけですが、整備専門学校で自動車の基本的な構造・メカニズムを学び、整備について勉強していきます。

さらに会社で働き出すと、学校では学べなかった事例に対応することになります。中には解決が難しい故障もありますし、予算が決まっている中でどうにかやりくりして安全基準を満たすようにする、といった案件もあります。この経験値が整備士としては重要なのです。

ディーラーで働いていれば、最新技術に関する研修も充実しています。最近であれば自動運転やEVなどのメカニズムを学び、整備にも対応できる知識と技術が身につきます。

こうやって経験を積んだ自動車整備士は、どんな会社でも通用する自動車整備のスペシャリストになることができます。

「車が好きなので詳しくなることが嬉しい。仕事は当然として、プライベートでも、友達や家族、親戚から車のことを相談されたりするのも『頼りにされているんだな』と感じます。車が故障して道端で立ち往生しているドライバーさんを助けたこともありますよ。自分の能力で社会貢献できたと思って嬉しかったです」
(30代・国産車ディーラー勤務)

好きなことに詳しくなり、極められる仕事っていいですよね!

【やりがい2】故障診断の面白さ

故障箇所を見極めるのも自動車整備のやりがいのひとつです。

点検や修理の際に、お客さんから「なんだか調子が変だ」「この辺から変な音がする」ーーこんな抽象的で難しい相談が来ることがあります。そこから故障原因をつきとめるのはまるで難しいクイズに挑む気持ちだそうです。

「今はスキャンツール(故障診断機)がありますが、故障コードに出ない故障やトラブルっていうのがあります。異音や振動、時には”なんか調子が変”といったヒントから、その原因を探る。クイズを解いているような気分になることもありますよ。診断機にも、マニュアルにも出てない故障原因を探し当てるのが自動車整備士の真骨頂ですね」
(50代・整備工場オーナー)

この領域までたどり着くのは大変ですが、自動車整備として知識とスキルを積み重ねていくことは決して無駄にはならず、高めていけるのが強みです。

【やりがい3】修理を完了したときの達成感

故障箇所を見つけることとあわせて、修理を完了させた達成感も自動車整備士のやりがいです。

「故障原因を突き止め、それを直して、不調がピタッとでなくなったときの達成感がこの仕事のやりがいですね。故障していると判断したのがすごく高価な部品だったりしたときは、『これで直らなかったらどうしよう』…ってビビります。整備士あるあるかもしれませんけど(笑)」
(30代・国産車ディーラー勤務)

診断が間違っていたら修理をしても直らず、診断できても修理方法が間違っていたら解決しない。自動車整備士は両方で高いスキルが必要です。

【やりがい4】お客様から感謝される

お客様から直接「ありがとう」と感謝を伝えてもらえるのも、自動車整備士のやりがいです。

愛車が故障や事故で壊れてしまって悲しむオーナーにとって、修理して元通りにしてくれた整備士は救世主のような存在。心から御礼を言いたくなるものです。

「うちは部品がなくてディーラーで直せない古い車だったり、修理の予算が合わないで駆け込んでくるお客さんが多いので、『直してもらってありがとうございます』『◯◯さんのところがあるから、好きな車に乗っていられるんだ』と言われることが多いです。これって単純に嬉しいですよ」
(40代・専業工場勤務)

国産車ディーラーの場合、整備士が接客をしなければいけない(輸入車の場合は、整備士が接客をしないことが多い)ことを嫌がる方もいます。しかし、お客様と直接やりとりをすると、思いがけず感謝の言葉をもらったりすることもあります。お客さんに直接「ありがとう」と言ってもらえる仕事ってなかなかないものです。

【やりがい5】車を安く購入できる

車(自家用車)を社員割引きで安く買えるのも自動車整備士のメリットです。これは、やりがいというより魅力に近いかもしれませんね。

「今働いているディーラーでスポーツカーを新車で購入しました。20%引きくらいですからお客さんより安く買ってますね。フロントの人とかは売れ線の車種を買ってることが多いですね。乗りたい車があるディーラーで働く整備士もいます。輸入車にも同じ様な社員割引制度があるみたいです」
(30代・国産車ディーラー勤務)

どのディーラーも、”そのディーラーで販売しているメーカーの取扱車種”という限定付きではありますが、福利厚生である購入補助を使えば10~20%を割引した価格で車を購入できるようです。

かつて販売チャンネルがわかれていた時代は「働いているディーラーに乗りたい車がない!」と嘆く整備士もいましたが、現在では全車種を取り扱っているディーラーは数多くあります。軽自動車からワンボックスカー、SUV、スポーツカーなど好みに合わせて選んで購入できるのはいいですよね。

自動車整備は今後もなくならない仕事

人材不足による忙しさ、給料がなかなかアップしないなど、自動車整備業界には課題が山積みです。働いている方は内心不安を感じているかもしれませんし、これから自動車整備士を目指す方は「大丈夫なのかな」と思っているかもしれませんね。

社会になくてはならない自動車というツールを整備する仕事は、決してなくなりません

いずれガソリン車がなくなり電気自動車になっても、完全自動運転になっても、自動車の整備は必ず必要です。自動車整備士は食いっぱぐれのない仕事であると言えます。人間の仕事が奪われるという懸念があるAIも、自動車の整備はできません。

若いうちから指導者整備士としてしっかりスキルを磨き、キャリアを積んでいくことは決してあなたを裏切らないでしょう。

自動車整備士の年収はアップしている

年収についての心配もつきませんが、ディーラーなどでは、経験年数や資格(国家資格に加えて社内資格がある会社がほとんど)を取ることで年収は上がっていきますし、サービスフロントや管理職を経て店長に、という昇進を狙うことも可能です。

自動車整備士の年収も、徐々に上がっています。直近の5年間では、自動車整備士の年収は26万2,000円の上昇が見られます。

平成30年度 令和元年度 2年度 3年度 4年度 5年度
3,911 3,924 3,963 3,987 4,044 4,173

出典:日本自動車整備振興会連合会『令和5年度 自動車特定整備業実態調査結果概要

平均年収が上がるのを待つのではなく、より条件のいい会社に転職する年収アップ方法もありますよ。

参考:『自動車整備士の将来性は?

人手不足の今が転職のチャンス

「自動車整備士は辞めたほうが良い」「目指さないほうが良い」という批判的な意見もありますが、むしろ狙い目であると言えます。

有効求人倍率(1人の求職者にどれくらいの求人数があるかの指標)は、自動車整備業は全国平均で5倍に近い数値で、他の仕事に比べるとかなりの人手不足があるとわかります。

裏を返すと、自動車整備士はそれだけ多くの中から仕事を選べるということであり、いわゆる「売り手市場」であると言えます。年収、残業時間、仕事の内容などで希望の条件にあった求人を選んで転職する方法もあります。これは自動車整備士ならではかもしれません。

まとめ

自動車整備士のやりがいについて説明してきました。本記事では5つのみのご紹介でしたが、もっと多くのやりがいがあるはずです。

自動車整備士は油まみれになるキツイ仕事、という古いイメージがアップデートされないまま、最近では「人手不足で仕事量が多すぎる」「反面、給料が安い」というネガディブな情報が上乗せされ、目指す人も減ってきています。

しかし、自動車整備士としてキャリアを積むと、よりよい会社に転職したり、ひとつの会社でキャリアアップを狙ったり、その努力は決して無駄にはなりません。何より、自分の好きなことを極めて、人に感謝される仕事ってそれほどあるものではありません。

自動車整備士として頑張りたい人はチャレンジをおすすめします。現役の自動車整備士の方には、どんな不満や不安があるかで、希望を満たす職場をご紹介できるかもしれません。

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